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○ ワインが流行った訳 ○

空前のワインブームに乗って世界各国のワインが日本にやってきています。この4年間でワインの輸入量はおよそ2倍。(大蔵省関税局調べ) どうしてワインブームになったのでしょうか?
答えは「健康」。赤ワインに含まれるポリフェノールの効能がすばらしく、学者たちの間でも、5大栄養素(炭水化物・脂肪・たんぱく質・ビタミン・ミネラル)や、食物繊維に次ぐ7番目の栄養素としてポリフェノールの研究が進められています。
赤ワインは動脈硬化の予防!
白ワインは強力な殺菌能力!
赤ワインの新効果(日経新聞より抜粋)

赤ワインは動脈硬化を防ぐ!
ヨーロッパでは、ワインを薬として用いていました。ナポレオンも戦地に持参したというワイン。体に良いという秘密とは?
『フレンチ・パラドックス』
フレンチ・パラドックス(フランスの逆説)とは、ワインの本場フランスで、動物性脂肪の摂取が多いわりには、心臓疾患が少ないというものです。ヨーロッパの国々と比べてもその差は歴然で、一人当たりの年間ワイン消費量と関係があるとのこと。
日本でも赤ワインの効能についての実験が行われています。
山梨県勝沼町では、冠婚葬祭時を初め晩酌にもワイン(年間ワイン消費量/一人当り…5.1・、ちなみに日本人平均 1.2・ 、フランス人平均 63.0・ )を欠かさないそうです。この勝沼町の人の中からワイン(赤)を毎日飲んでいる人と、ワインを飲まない人、それぞれ5名から血液を採取し、その中に含まれる悪玉コレステロールを分析・比較したところ、悪玉コレステロールが酸化されるまで5分という時間差をつけ、ワインを飲む人が酸化されにくいという結果が出ました。
これは、悪玉コレステロールに対するパワーが10%アップし、動脈硬化になりづらいということを意味します。
ポリフェノール
  (光合成によってできた植物の色素や苦味の成分の総称:お茶のカテキン、タンニンなどもポリフェノール)
動脈硬化は現代病の一つで、最近話題になっている『活性酸素』(排気ガス・喫煙・ストレス・紫外線などによって体内に生じるといわれている)が原因であると言われています。
活性酸素は悪玉コレステロールとくっつくことによって、コレステロールを酸化させ、真の悪玉コレステロールを生みだし体に害を及ぼしています。
赤ワインに含まれるポリフェノールには、体内で活性酸素と悪玉コレステロールが出会う前に、双方の活動を防ぐ働きがあります。これがポリフェノールの酸化防止作用です。赤ワインのポリフェノールの量は緑茶の4倍で、白、ロゼとの比較では10倍にもなります。
動物実験では、赤ワインを点滴するだけで動脈硬化の原因となる血栓が出来にくくなるこという結果がでています。
ポリフェノールを摂取するには?
赤ワインを飲むことでポリフェノール摂取できますが、では、飲めない人はどうすればよいのでしょう?
実はこのポリフェノール、加熱しても含有量に変化はありません。
ということは、 赤ワインを料理に使うことで、お酒を飲めない人でも摂取できる!ということです。
また、 ポリフェノールは、ワインからだけではなく、葡萄や葡萄ジュースからも摂取できますが、アルコールと組み合わせることによって吸収力が倍増します。
ポリフェノールは年代や種類で変わる?
ワインは、発酵や熟成の過程で、中に含まれているポリフェノールに重合という科学変化が起こります。
重合とは、ワインのアントシアニンやカテキンなどといったポリフェノールの分子同士が結合し、別の効果を生んだり、抗酸化力がアップさせることです。
つまり時間が経つにつれてパワーアップするということです。同じ銘柄のワインでは、年代が古い方が抗酸化力が高いといえます。 そして、重くて渋みの強いワインの方が、ポリフェノール量は多いといえます。
 


白ワインの殺菌能力!
赤ワインのポリフェノールは有名ですが、では白ワインはどうでしょうか?
白ワインにも赤ワインに負けない効能があります!
大腸菌を使った実験で驚くべき結果がでています。初め24万個あった大腸菌が、10分後に11万個、20分後には200個、そして30分後には20個以下に激減。他のもの(アルコール、赤ワイン、酢など)と比べても効果は絶大でした。
食中毒の原因、サルモネラ菌でも、10分後には、47万個が60個に激減!白ワインの強力なパワーが実証されました。
白ワインは有機酸を多く含み酸性度が高いため殺菌力が強いそうです。
 



赤ワインの新効果 - 日経新聞1999年8月19日朝刊より抜粋 -
 サントリーは東大医学部との共同研究で、赤ワインに動脈硬化予防の新たな効果があることを発見した。
赤ワインに多く含まれるポリフェノール成分が、動脈硬化を引き起こす原因となる原因となる動脈壁内の細胞の異常増殖を押さえるという。
 これまで唱えられていたコレステロールに対する作用とは別の観点から、赤ワインが動脈硬化を制御する作用を検証したのは初めて。 青森県引前市で23日に開く「日本ワイン・ブドウ学会」で発表する。
 動脈硬化は三層構造とかっている動脈壁の真ん中の中膜が、血流側の内膜の方に膨れ上がるのが原因となり、血流が悪くなることで起こる。これが心筋こうそくなどの発症につながる。
 サントリーと東大医学部は、中膜内の動脈壁平滑筋細胞が異常増殖しながら内膜方向に遊送(移動)する事が、血管が内側に盛り上がる直接の原因である点に着目。ネズミ、ウシ、ヒトの細胞に赤ワインに含まれるポリフェノールを投与したところ、ポリフェノール含有量が多いほど細胞増殖を制御できることが分かった。
 赤ワインの動脈硬化の予防効果としては、ポリフェノールにコレステロールの酸化を防ぐ「抗酸化作用」があることが指摘されていた。